看護師の育休明け「仕事できない」と感じた理由|復帰後の現実

看護師の悩み

育休明け、以前のように働けると思っていませんでしたか。

私も復帰前は、両立はきっと大変だろうと思いながらも「なんとかなるかもしれない」と考えていました。

けれど実際の現場では、思うように動けず「私ってこんなに仕事ができなかった?」と戸惑う毎日でした。

でも振り返ってみると、できなくなったのではなく、環境や生活が大きく変わっていただけだったのだと思います。

この記事では、看護師として育休明けに「仕事ができない」と感じた理由や、復帰後に戸惑ったこと、そのとき意識していたことについてお話しします。

看護師が育休明けに「仕事ができない」と感じた理由

ここでは、育休明けに「仕事ができない」と感じた理由についてお話しします。

ブランクによる判断力の低下

難しかったのは、アセスメント力と優先順位の判断でした。

ルーティンが以前と違う。
患者さんの状態もまだ十分に把握できていない。
医師が変われば指示の出し方も違い、スタッフごとに動き方や感覚にも差があります。

目の前の処置はこなせても「今、何を最優先にすべきか」という判断に迷うことが増えました。

新人看護師のようにゼロから教えてもらう立場ではありません。
一人の看護師として見られる緊張感があります。

育休明けで配慮してもらえることはあっても、後輩ナースと組むときにはアセスメントを求められる場面もありました。そのたびに、自分の判断が本当に正しいのか不安になりました。

技術よりも「考える力」が鈍っている感覚
それが「仕事ができない」という思いにつながっていました。

業務の変化についていけなかった

育休中に、現場は確実に変わっていました。

細かなルール変更。
電子カルテの仕様の違い。
共有方法や申し送りのスタイルの変化。

頭では理解していても、実際に動くと戸惑うことが多くありました。

あやさん
あやさん

全然ついていけない…!

さらに衝撃だったのは、かつての新人が頼れる先輩になっていたことです。
成長した姿は嬉しい反面、自分だけが取り残されたような気持ちにもなりました。

変化についていけない焦りが、少しずつ自信を失っていきました。

身体的な疲労と思考力の低下

育休明けは、身体のコンディションも万全とは言えません。

朝は家庭での慌ただしい時間から始まります。
子どもの支度や送り出し、自分の準備を終える頃には、すでに疲労を感じていました。
それでも気持ちを切り替えて現場に立ちます。

しかし、常に時間に追われ、余裕のない状態が続いていました。

さらに、子どもの体調不良で急に休まなければならない日もあります。
職場に電話をかけるときの、あの気の重さ。
申し訳なさと後ろめたさが混ざった感覚は、想像以上に消耗しました。

身体が疲れていると、思考力も落ちます。
判断が遅れる。
確認に時間がかかる。
ミスを恐れて、さらに慎重になる。

こうした小さな積み重ねが「前のように動けない」という感覚を強めていきました。

育休明けの看護師が感じた理想と現実のギャップ

ここでは、復帰前に思い描いていた自分と、実際の現場で感じた違和感についてお話しします。

復帰前に思い描いていた自分

両立は大変だろうと覚悟はしていました。

それでも、看護師として積み重ねてきた経験がある。
だから大丈夫、とどこかで思っていました。

さくらさん
さくらさん

なんとかなるはず!

ブランクがあっても、感覚はきっと戻る。
分からないことがあれば聞けばいい。
以前と同じように動けるはず。

そんな、少し楽観的な自分がいました。

実際の現場で感じた違和感

現実は、想像していたものとは違いました。

指示を受けて動くものの、どこか噛み合わない感覚
先回りして動いているつもりが、空回りしてしまう。
ミスを恐れて確認を重ねすぎる。
その分、動きが遅くなる。
その遅れがさらに不安を強めていきました。

「前はもっとスムーズにできていたはずなのに」
そんな思いが頭をよぎります。

さくらさん
さくらさん

こんなに仕事できなかった?

少しずつ、自信を失っていきました。

その違いは、仕事が終わった後にも表れていました。

以前は、勤務後に少し落ち着いて振り返る時間がありました。
記録を確認し、気になる点を整理してから帰ることができていたのです。

けれど育休明けは違いました。

保育園のお迎えの時間に間に合うよう、バタバタと退勤する。
頭の中は「早く行かなきゃ」でいっぱい。
家に帰ってから、ふとやり残していたことに気づくこともありました。

ともみさん
ともみさん

何もかにも中途半端だな…

それでも、仕事は仕事。
家庭の事情は職場では関係ない
そう割り切りたいのに、現実はそんなに簡単ではありません

家庭と仕事をきっぱり分けられない自分を、どこかで責めていました。

育休明けに仕事ができないと感じたときに意識したこと

「仕事ができない」と感じると、自分を責めてしまうことがあります。
私も復帰直後は、思うように動けない自分に戸惑っていました。

ここでは、そんなときに私が意識していたことについてお話しします。

焦らずに感覚を取り戻す

復帰前は「すぐに感覚は戻るはず」と思っていました。
しかし実際には、以前のように動けるようになるまでには時間がかかりました。

現場を離れていた期間があれば、感覚が鈍ってしまうのは自然なことです。
無理に以前と同じレベルを求めるほど、焦りや不安は大きくなっていきます。

「今は感覚を取り戻している途中」
そう考えるようにしてからは、少し気持ちが楽になりました。

分からないことは確認する

業務の流れや細かなルールが変わっていることもあり、以前の経験だけでは判断が難しい場面もありました。
産休前と配属先が違えば、なおさら分からないことも多くなります。
そんなときは、一人で抱え込まずに周囲に確認するようにしていました。

最初は「聞くのが申し訳ない」と感じることもありましたが、確認することでミスを防ぐことにもつながります。
周囲のスタッフに支えられながら、少しずつ感覚を取り戻していきました。

走る看護師

完璧を求めすぎない

復帰直後は「迷惑をかけてはいけない」という思いが強くなりがちです。
その気持ちから、完璧にこなそうと自分を追い込んでしまうこともありました。

けれど、仕事と家庭の両方を抱える中で、以前と同じ働き方を求めすぎると、心にも身体にも余裕がなくなってしまいます。

少しずつ慣れていけばいい。
そう考えるようにしてからは、必要以上に自分を責めることも少なくなりました。

まとめ

育休明けに「仕事ができない」と感じるのは、決してあなただけではありません。

現場から離れていた時間や業務の変化、生活リズムの変化が重なることで、以前のように動けないと感じるのは自然なことだと思います。

私自身も、復帰直後は思うように動けず、自信をなくすことがありました。
それでも、焦らず少しずつ感覚を取り戻していく中で、気持ちは少しずつ変わっていきました。

もし今、不安や戸惑いを感じていたとしても、それは多くの育休明けの看護師が経験することだと思います。
この記事が、少しでも安心につながれば嬉しいです。


育休明け後の働き方に迷ったときは、こちらの記事も参考にしてみてください。
▶︎看護師の時短勤務は子育てと両立できる?育休明けに感じた現実

その後、私がパート勤務という働き方を選んだ理由については、こちらの記事で詳しくまとめています。
▶︎【40代看護師】正社員からパートを選んだ理由

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